三国恋戦記をプレイしました。多少のネタバレがあります。
あらすじ
主人公は平凡な毎日を送るごく普通の女子高生。
ある日、課題レポートのために図書館で“三国志”について調べているうちに、一冊の本を見つける。
どことなく変わったその本を読んでいると、突然真っ白な光が現れ……気が付くと見たこともない森の中に立っていた……。
「うそ、ここってどこ? なんで携帯が通じないの?」
周囲をよくよく見回すと、さっきまで調べていた“三国志”に似た世界……?
何が何だかわからないまま“孔明の弟子”にされ、にわか軍師として軍に参加することに。
名だたる英傑達を助け、ともに戦い、日々を過ごしていくうちに、いつしかお互いの存在が大切なものになっていき、そして……。
私は今年の4月に転職しているのですが、内定が出た某外資コンサルと今の職場で天秤にかけ、コンサルは転職系のクチコミサイトを見ても明らかに私はついていけないだろうな、と思い断りました。
全然今の職場でもついていけなかったのでコンサルだったらもっとついていけなかっただろうと思い結果的にそれは正解だったと思います。
新しい仕事は大変で大変で……誇張なくまじでトイレで泣いて仕事してます。可哀想すぎる。
そんな状態でプレイした三国恋戦記ですが、ラブよりも何よりも、三国恋戦記のヒロイン(以下、デフォルトネームである花と呼びます)のコンサル適性がヤバすぎるな、というのが強く印象に残りました。
コンサルとは、クライアントの課題を整理・分析し、戦略や業務の改善策を提案して、実行まで支援する仕事のことを指します。ChatGPTが言ってたので多分合ってます。
コンサルってつまり、軍師の仕事じゃん……。
もちろん花にはチート能力があり、「本」の力で「こういうふうに解決したい」と望むことで、その解法が得られるというものであり、厳密に言うと彼女本人の力ではありません。ありませんが、研修も受けたことがないただの女子高生が三国の世界を渡り歩くのに「本」があっても普通は無理です。OJTがないのはさすがに過酷すぎる。
コンサルファームのことはなにも知りませんがおそらくAIを凄まじく駆使していると思います。それでも研修がないと厳しいでしょう。花の持つ「本」はすなわちコンサルの「ChatGPT」みたいなもんだと思います。知らんけど。
でも「本」は「ChatGPT」ほど忖度もメンタルケアもしてくれず、曖昧なプロンプト(願望)では一切反応してくれません。コンサルでは「具体」が大切なのでここも花がコンサルに向いているポイントです。
「課題」に対して「解決すべき点がなにか」を明確に言語化できるのは、社会人としてもなかなかできることではありません。
もちろん「具体」だけがあってもいけません。クライアントの本部長(玄徳)みたいな人から「孔明の弟子なら期待できるね」とか言われ、強面のおぢさん達に囲まれ、相当なプレッシャーの中で繰り出す最初のプレゼン(軍議)。カンペもコンサルが得意なパワポもなく、自分の記憶だけを持って挑むという相当な胆力が必要にもかかわらず、何とかおぢ達に認められる。
そういった、「課題解決能力がある」「記憶力がある」「プレゼン能力がある」というのはコンサルというかもはや社会人として優秀すぎる。
しかも怖いおぢ達に気にいられるっていうのは今の社会を生きる上で大切なことですからね(適当)。
花は「自分の力ではなく本の力でしかない」と謙遜しますが、作中で色んな人から言われているとおり、本人の持つ魅力も評価されているのがすごいところです。
そもそもとして、「平気で人が死んでいく戦争状態の世界」で、冷静に立ち回ったり、周りの人の安否を気にすることができるのはもはやコンサルどうこうではなく人としての凄みが違います。
途中、「ChatGPT(本)」を孟徳に奪われるのですが、それでも自分の機転で、自分の力だけですごく厳しい客先社員(公瑾)を納得させる作戦をたてたりもします。
花のコンサル能力、人柄、胆力その他もろもろによってノーマルエンドでは最終的に三国(魏・蜀・呉)をまとめあげ、以降50年は平和な世界が築かれたようです。
花、お前はマッキンゼーでコンサルの王になれ!!
現代へ戻った花がまっさきにやることは、良い大学を出て、マッキンゼーに入ることです。ガクチカで三国をまとめあげ本格的な「三国志」に入る前に終戦させた偉業を伝えられないのが痛いところですが。
コンサルの面白いところって、その企業の社員になるのではなく、外部の立場からその企業を助ける存在なところだと思います。花も、ルートによっては玄徳ではなく競合のクライアント(孟徳、仲謀)のコンサルになりますしやはり天職だと思います。あとはパワポ作りだけ頑張れば即戦力として活躍できるはずです。
三国恋戦記、乙女ゲームとしての恋愛的なドキドキはちょっと薄かったのですが、「新しい職場で毎日頑張って、時に凹まされている社会人」の私には色々と刺さったこともあり、非常に思い出深い作品になりました。
絵柄とかシステムとかバッドエンドを刷新したリメイク版をぜひぜひぜひぜひ出して欲しいです。あと晏而ルートを出して欲しいです。
好きなキャラは孟徳(こういう男に弱い)、元譲(攻略したい)、晏而(好き)です。(三分の二が攻略対象外キャラだ……)
思い出深かったのは翼徳です。彼だけが花をコンサルにさせるべく元の世界に戻ることを望んでくれたので。(孔明もそうっちゃそうだけど)
私はやはり、花には元の世界に戻って生きていて欲しいので、ノーマルエンドが一番好きですね。
楽しかったのでFDも多分やります。
対戦ありがとうございました。












